大宮子安両神社

大宮子易両神社について

御祭神

【鎮座地】

山形県西置賜郡小国町
大字大宮字御手洗下二四三ノ一番地

【御創立】

和銅五年四月十八日(七一二年)

【御祭神】

大宮神社(一の宮)
大己貴命(おおなむちのみこと)
別称 大国主命(おおくにぬしのみこと)
子易神社(二の宮)
高皇産霊尊(たかむすひのみこと)
神皇産霊尊(かみむすひのみこと)
国常立尊(くにとこたちのみこと)
木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)

由緒

遠江一宮小國神社より大宮神社を小国町一ノ宮として勧請致しました。 その後、小国町内の二宮原という地の子易神社を大宮神社へと合祀し、今の大宮子易両神社となりました。 山形県置賜地方、さらには新潟県中越、下越地方の方々を中心に古くから子授かり、 安産、子育て、縁結びの神として現在も広く親しまれております。 大宮子易両神社の5柱の神さまには古くより「産霊(むすひ)」の力があるとされており、産霊の信仰から様々な風習が残っております。

産霊(むすひ)の力

産霊とは大宮子易両神社の5柱のそれぞれの神さまは「産霊」の力をお持ちであると昔から伝えられております。 「産霊(むすひ)」とは森羅万象、生きとし生けるものに命を与え、生み出し、そして育むという神さまのお力の事で、 特に子授け、安産、子育てにご利益があるとされ、この産霊信仰を基点に様々な風習が誕生します。

和合宮(わごうぐう)

社殿向かって右手にある八角形のお社には、陰陽二柱の特徴的な形状をした巨石をお祀りしております。 小国町に流れる荒川で、男石「金丸太郎」が女石「種沢花子」を探しさまよっていたところをこの場所にご案内し、 仲睦まじくお鎮まりいただいたという伝説がございます。主に子授け、縁結びの神さまとしてお参りいただいております。

安産枕

大宮子易両神社に明治時代から続く風習です。 安産祈願でお参りの際に安産枕を1つ神さまからお借りし、お子さまがお生れになりお礼参りの際に新しく ご自身で作ったものと共に神社にお返しします。 お借りした枕はお守りとして側においておくことにより、神さまにお守りいただきます。

大宮講

古くからの大宮子易両神社を崇敬する女性を中心とした団体です。 当社の掛け軸を地元にお祀りし、掛け軸を通し大宮子易両神社を御参りします。 時代とともに解散した地域も多くありますが、山形県、新潟県を中心に、 今でも多くの団体が現存しており、年に一度揃って来社されます。